沿革
1997年神奈川区主催の区民祭りにて、ジャズを主としたバンド演奏を中高生及び社会人が中心となり行うことを目的に発足。これを機に、社会団体としての横濱音泉倶楽部(旧名称:横濱コロポックル)の活動を開始しました。
発足当時は中高生の音楽活動の補助、いわゆる教育活動を重点とし、学校訪問や学校行事への参加が主な活動でしたが、社会人や音楽業界に携わる人の参加により、教育活動以外の地域振興活動やボランティア活動、福祉活動にも積極的に参加し、現在は幅広い演奏活動を行っております。
『充実した運営体制と質の高い音楽環境』
運営には代表者/清水康弘を中心に事務局を編成し、メンバー全員が何らかの役割を担当することで、参加意識の向上と円滑で連携に優れた組織マネジメント力の高い運営方法を図っております。
音楽面では、プロの演奏家や指導者が多く在籍する当団ならではの高度で信頼性のある練習内容が充実し、本物に触れながら向上できる魅力的かつ理想的な演奏環境が整っています。
メンバーと雰囲気
メンバーは間断なく40名ほどが在籍し、プロミュージシャン、音楽講師、会社員、音大(専門)生、大学・高校生と幅広い年代・立場の人が参加しています。
基本的にはメンバー全員でビックバンド・スタイルによる演奏レベルの向上を目的に活動を行っていますが、本番への出欠の可否及び練習への参加状況などに配慮し、メンバー個々の負担を軽減しながら希望に沿った形で本番に臨める「乗り番/降り番」を設定しております。
また、イベントによっては趣旨や対象者に合わせ、ニーズに沿ったメンバー編成で対応することもあります。
団内コミュニケーションも盛んで、お花見などのレクリエーションや合宿など、楽しい雰囲気でモチベーションの向上に努めています
幅広い音楽活動
横浜を中心に地域イベントへの出演、チャリティやジョイントコンサートの開催に自主公演など広く展開しています。(横濱 Jazz Promenade、Bigband Party、横浜マラソンおもてなしパフォーマンス、北村英治と Sing Sing Sing 大合奏大会、横濱音泉倶楽部 Festival など)
吹奏楽やマーチング界とのネットワークも強く、イベントへの招待演奏や大会でのエキシビジョンに出演するなど、管楽器を主体にした演奏形態として垣根を越えた交流も盛んです。
また、教育現場や各種イベントに柔軟に対応できる企画構成力・アレンジ力などを評価いただき、プロメンバーによる鑑賞教室や講習会などへの出演は全国で展開されています。
プロダクション活動としては、2003年に1stアルバム「コラボレーション」、2010年に2ndアルバム「CRYSTAL GEYSER」、2016年には3rd アルバム「Fall in Love with YOKOHAMA」を発表。自主制作を超越した高度で音楽的な作品と評価頂き、各方面から多大な賞賛を受けております。
音楽雑誌などメディアへの露出実績も多く、2005年にはテレビ東京『音遊人(みゅーじん)』にて、小錦、マルシア、アグネスチャンらと共演。様々な編成のアンサンブルとウクレレをもこなす幅広く柔軟な音楽性は、業界を含めタレントさん達の間でも大絶賛いただきました。
音泉ワールド!
横濱音泉倶楽部はビッグバンドという形態ではありますが、J-Popや洋楽、映画音楽やクラシックなど様々なジャンルの楽曲を積極的に取り入れ、ジャズやビッグバンドという既存の枠にとらわれない幅広いスタイルで音楽に向き合っています。
音泉ワールドと称賛されるステージは正に「音が泉の如し!」
会場をも巻き込む多彩なステージパフォーマンスに、パートごとに繰り広げられる名物「内風呂」ライブ、ウクレレを取り入れたアンサンブルにメドレーを中心にした圧巻のオリジナルアレンジなど、一人ひとりの笑顔が輝く特別な時間をお楽しみいただきます!
生涯学習バンドとしての活動理念
一般的なビッグバンドやジャズのサークルに有りがちな利己的かつ独善的な在り方ではなく、人と文化を想う協調性や思いやりの心を大切にしています。仲間と互いに支え合い、教え合い、励まし合って、豊かで活気にあふれた何事にも変えることのできない貴重な時間…。そんな「いい時間」を共に過ごすことで絆を深め、個を高めるそのエネルギーは、地域貢献はもとより社会全体の活性化と持続的発展に資するものと思っております。
同時に、一部のジャズファンのための敷居の高いビッグバンドジャズだけでなく、本来持っていた親しみやすさや芸術性と可能性を高めながら大衆性を拡大するポピュラリティとのバランス感覚を重要視することをモットーにしています。
発足以来、横濱音泉倶楽部は常に歴史ある様々な音楽を通じて共に協調し合う精神を学び続け、音楽教育活動や地域振興活動に積極的に参加してメンバーの豊かな人間性を養い、今後の団体としての運営をさらに拡充していきたいと考えております。
「音泉倶楽部」の商標登録について
2000年に「横濱音泉倶楽部」と命名(横濱コロポックルから改名)した当団ですが、当初は「音泉」という文字を検索しても何もヒットしませんでしたが、今や多くの組織やイベント、店舗などが名称を使用しています。
このバンド名には、「音が泉の如し」という単純な意味合いもありますが、実際の温泉に入る様に演奏を聴いて癒されたり、活力の源にして欲しいという想いも込められています。
「横濱音泉倶楽部」は、音楽団体としてのグループ名の保護と侵害回避のために「音泉倶楽部」を商標登録いたしました。
この名称及び意味合いを持つ呼称に共感を覚えられた方も大勢いらっしゃるとは思いますが、どうぞ組織名として法的に保護されている旨、ご理解賜りたく存じます。
登録第5239357号 「商標」:音泉倶楽部 「呼称」:オンセンクラブ 「商願」2008−23194 「指定商品叉は指定役務並びに商品及び役務の区分」: 第 9類 ネットを利用して受信し、及び保存することができる画像ファイル、録音済みビデオディスク及びビデオテープ 第41類 セミナーの企画・運営叉は開催、映画・演芸・演劇叉は音楽の演奏の興行の企画叉は運営、音楽の演奏、映写フィルムの貸与、楽器の貸与、レコード叉は録音済み磁気テープの貸与、録画済み磁気テープの貸与 |
構成・体制 2022年8月現在
団員:41名(高校生1名、大学生・専門学校生5名、社会人35名)
名誉音楽監督:平原まこと (故人)
加盟団体:関内ホール・サポーターズ倶楽部 / 日本スチューデントジャズ教育協会 / 一般社団法人横浜JAZZ協会 / 神奈川アマチュアビッグバンド連盟(KBL)
代表/音楽総監督:清水康弘
音楽監督:吉田洋輔、岡㟢弦也、安宅ゆかり
事務局:吉田洋輔、佐藤智美、安宅ゆかり、井上慎平、松原美幸
協力:株式会社セントラル楽器 / 株式会社ヤマハミュージックジャパン / NPO法人こらぼネットかながわ
練習場所:横浜市内施設 / 横浜市立六角橋中学校コミュニティハウス
日時:隔週土日 (土曜 17:30~21:00 / 日曜 15:00~18:00)
代表・音楽総監督 清水康弘
代表/音楽総監督:清水 康弘
(Yasuhiro Shimizu)
広島県福山市出身。
国立音楽大学附属高等学校、昭和音楽大学トランペット専攻卒業。
ヤマハ(ネム)音楽院研究科特待生修了。
『Brass Plus』(Ki/oon Sony Records)のリーダーとしてデビュー活躍後、スタジオミュージシャンとして、くず、山口智充、ドリカムなどのライヴ・サポートや、嵐、SMAP、TOKIO、関ジャニ∞、aiko、ナオト・インティライミなどのアーティストのアルバム、TV-CMやドラマ・映画音楽などに多数参加。
これまで20年に渡りヤマハ(ネム)音楽院、島村楽器テクニカルアカデミー(旧 代官山音楽院)では10年に渡り後進の指導にあたり、多くのミュージシャンや指導者・技術者を育成し音楽界に送り込んでいる。
現在もスタジオミュージシャンとしての活動をはじめ、昭和音楽大学、奈良学園大学、慶應義塾普通部各講師、YAMAHA委託契約インストラクター、DCJ(ドラムコー・ジャパン)公認ジャッジ、「Shimizu MUSIC Lab」代表などを務め、全国各地で吹奏楽やビッグバンド、マーチングの審査員やゲスト、クリニシャンとして様々なシーンで活躍している。
トランペットを北村源三、故 中山冨士雄、板倉駿夫、久保義一、小田孝則、故 数原晋の各氏に、作編曲を故 真島俊夫、平野孝幸の両氏に師事。
また、「横濱音泉倶楽部」代表の他、かなっくジャズオーケストラ、Swing AJMでも音楽監督を務めるなど、生涯学習としてのビッグバンド普及・振興にも従事。
ウクレレ通としても著名な顔を持ち、京都に工房を構える名匠「Urabe Strings Works」の占部 英明氏、ジャズウクレレ界の重鎮「森 嘉彦」氏とも親交深く、高木 ブー氏の著書への執筆や銘器「森モデル」をプロデュースするなど、ウクレレ界の一翼を担う活動も展開している。